SSブログ

レシピを作れなくなる? オージービーフの危機! [ニュース]

円安の影響を受け、高騰が続いている国産牛ではありますが・・・高騰の問題は国産だけでなく、安値で人気の輸入牛肉にも広がっていたのです!

2014年の日本の牛肉事情を見てみると、国産牛(40.5%)輸入牛(59.5%)の割合で、輸入牛の方が上回っていることは長年続いていることです。
さらに、輸入牛(59.5%)の中だけでの割合も見てみると・・・
オーストラリア(32%)アメリカ(21%)その他(6.5%)の比率となり、オーストラリア”オージービーフ”が最も多く輸入・販売されています。
1301beef00.jpg
「オージービーフ」とは、オーストラリア産の牛肉で広い遊牧して牧草を餌として食べているため、肉質は赤みが多く硬いことが特徴です。
そのため、焼き肉・ステーキよりも、スープやカレー・シチューなどの煮物料理の方に向いています。
そのため、国産牛や米国産の牛肉よりも味の劣化はあり、一時期は
「臭み」や「ホルモン剤」の問題も発生していた時期もありましたが、それらの問題をクリアした以降は、”低価格”販売であるため、日本のスーパーでは大きな人気で売上げを上昇させておりました。

大手の外国産業でも、メニューの材料としてオージービーフを使用する店舗も全国チェーン店を中心に多いことでも特徴です。
①マクドナルド・・・ハンバーガー用の挽き肉は、主にオーストラリア産の牛肉を使用。
②すき家・・・牛丼用の牛肉に、オーストラリア産の牛肉を使用。
③吉野家・・・以前までは米国産を中心に使用していましたが、米国産の問題が原因で牛丼の販売を一時中止した時期がありました。
販売再開されてからは米国産だけでなく、10%の割合で、オーストラリア産も使用され始めています。

輸入量も、2010年〜2014年にかけて右肩上がりに上昇しておりましたが、2015年に入って円安の影響下での、まさかの価格高騰が起きたのです!
都内スーパーの代表取締役から、オージービーフの金額を聞いてみると・・・

一年半前:118円/100g
2015現在:168円/100g約3割増の金額に!!

しかし、この高騰は、円安のみならず、もう一つの理由があったのです!
それは、中国の牛肉輸入量が、約2年前からの消費量拡大により、大幅に増加してしまったことが挙げられています。
これが連動してオーストラリアからの輸入量が世界最多になってしまっていたのです!!
これがきっかけで、中国とオーストラリアの間で「FTA 自由貿易協定」を締結、
牛肉の関税を9年で撤廃する方針も発表されています。

19日の「ミヤネ屋」に出演された、柴田昭夫 氏(資源・食料問題研究所)は、
オージービーフを巡っての”輸入牛肉の争奪戦”が起こり始めていることを話されていました。

もし、このまま中国の輸入量が増え続ければ、日本が輸入できる量が減少し、最悪の場合は輸入不可能の状態にもなりかねません!
輸入できなくなるということは・・・そうです!
オージービーフを使用したレシピも作れなくなってしまうことに繋がってしまうのです!!

物価の高騰が続いていく中での更なる打撃を受けてしまいましたが、数年前の牛肉問題も何とか乗り越えてきた日本!
果たして、今回の牛肉問題も乗り越えていけるのでしょうか?





スポンサーリンク






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。